タラ友の会とは

1980年に聖イグナチオ教会の活動グループとして発足した「タラ友の会」は30数年フィリピンの貧しく苦しい生活をしている方々の支援をしてきました。この間にどれだけ多くのフィリピンの方が生きる喜びを得たでしょうか。また多くの子どもたちが学ぶ機会を得て立派な成人となりました。こうした支援ができましたのは皆様の協力のおかげです。フィリピンは最近経済成長が進んでいますが貧富の差はますます広がっていて、まだまだ「タラ友の会」のお手伝いが必要です。今までのご協力に感謝申し上げますとともに、今後ともよろしくお願いいたします。

2018年 タラ友の会

   

    


タラ友の会の歴史


●1970 年代 マニラ郊外タラ村にあった ハンセン病療養所の患者を、愛徳カルメル修 道女会が援助していた。その状況を見た当時 の聖イグナチオ教会主任司祭のカンガス神父が援助を呼び掛けた。

●1980 年 聖イグナチオ教会の活動グループの一つとして「タラ救らい会」が発足。 教会内に限らず、全国各地の賛同者から寄付が届くようになった。以後、この会の会長は聖イグナチオ教会の主任司祭が務める。

●1988年当初はタラ村のみの支援であ ったが、パンガラップ、ホロ、コタバトの貧しい人の支援も行うようになった。 

●1993 年 フィリピン南部民族紛争のため、愛徳カルメル修道女会はホロから撤退。

●1997年 日本の「らい予防法廃止」にともない、会の名称を「タラ友の会」とする。

●2002年愛徳カルメル修道女会がその活動をよりよい運営のため、現地に「ベドルーナ」財団を設立、「タラ友の会」会長が理事の1人となる。

●2010年 愛徳カルメル修道女会がタラの直接援助を終了したことにあわせ、会の名称を「サントニーニョフレンズ」と変える。

●2013 年 この会の活動はタラから始まり、「タラ」が皆様に馴染になっているので、会の名称を「タラ友の会」にもどす。


主な支援先


タラ

タラ友の会の活動の原点になったところ。ハンセン病の専門病院があり、その患者さんを援助するために始めました。治療や生活の支援、病棟や住居の建設資金の援助をおこなってきました。患者さんやその家族の生活を支えるために人形工房が設立され、そこから、縫いぐるみなどを購入して、バザーなどで販売しています。


タガイタイ

マニラから南へ車で2時間ほどいったところにあるタール火山の外輪山にある観光地です。ここには、子供の養護施設があります。スラムの中で育児放棄、幼児虐待、遺棄された子供たちを引き取って養育しています。男の子は12歳まで、女の子は16歳まで施設で育て、高校レベルまでの基礎教育も行っています。かれらの生活費と教育費の多くを、タラ友の会からの寄付が負担しています。


パンガラップ 

タラ村に隣接している村。都市部に住めない貧しい人々が移り住んで、できた村。ここの子供たちが十分な教育が受けられるように、幼稚園をつくりました。


レニボン

ミンダナオ島の山中にマノボという山岳民族が住んでいます。マノボの子供たちは、自宅から学校までが遠くて通えません。学校のそばに小学生のための寮を建てました。約50人の子供たちが、共同で生活をしてそこから学校に通っています。


ピガカワヤン

レニボンの小学校を卒業して、高校へ通う子供たちの寮があります。生徒たちの学業、生活を支援しています。


会員募集 「タラ友の会」の活動にご賛同いただける方を募集しております。

●お申し込み・お問い合わせ  

  〒102-0083 東京都千代田区麹町6-5-1 聖イグナチオ教会内 タラ友の会

  Tel 03(3263)4584    Fax 03(3263)4585

 ご入会いただくと、私たちの活動記録と、現地の様子を盛り込んだ内容の会報『タラ友の会だより』(7・12月発行)を送付いたします。

 会費は年1口「個人の方は¥2,000」「法人・団体の方は¥10,000」ですが、寄付は、

 いつでもおいくらでも、ありがたくお受けいたします。

●郵便振替00150-4-62691「タラ友の会」

●銀行振込 みずほ銀行四谷支店普通口座01735286「聖イグナチオ教会タラ友の会」

●現金納入 聖イグナチオ教会受付に直接お持ちください。  



タラ友の会  会 長   英 隆一朗 (聖イグナチオ教会主任司祭) 

       副会長   マルガリータ ラスティア (愛徳カルメル修道女会フィリピン管区長)

       担当司祭   ボニー ジェームス (聖イグナチオ教会助任司祭)